Susumu Maki
1936年、東京生まれ。15歳で川端龍子の内弟子となる。昔ながらの画塾の徒弟制度を知る最後の一人といえる。青龍社では横山 操の弟弟子でもあった。
1966年、川端龍子が亡くなると、無所属のまま個展を中心にした制作活動を開始、今日にいたる。高い技術と美意識に支えられた仕事は、美術収集家としても知られる川端康成の目に止まり、その感動をつづった「牧進讃」という見事なオマージュをこの文豪に書かせるに至った。
1976年のミニチュアール展以来、しばしば新作展を開催、村越画廊とは縁の深い作家である。