野村 義照 | Yoshiteru Nomura

野村義照先生は昭和20年、大阪府に生まれ、東京芸術大学日本画科で前田青邨、平山郁夫の両先生に師事。昭和46年の院展初入選以来、日本美術院の中堅作家として活躍しておられます。

フランス、イタリアなどヨーロッパ各地の風景を主にモチーフとしてこられ、現在もフランスに仕事場を持ちながら作品を発表して来られました。そのため、ヨーロッパ指向の強い作家のように受け取られがちですが、大学院では古典的な日本美術の技法について学ばれ、1981年からは東京芸大で保存修復科講師を務めておられました。今回の新作展では、日本画の伝統的な技法に回帰した意欲的な「バラ」の新作が中心となります。

また、野村先生は社会福祉法人「大阪水上隣保館」の再建および同館敷地内に建設される「ゆりの礼拝堂」の建設に尽力してこられ、1989年に先生が模写したピエロ・デラ・フランチェスカの「懐妊の聖母」も、この礼拝堂に収められる予定です。